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相談ファイル:No.12

相談者
小学6年生のピッチャーの子が投げる時、グラブの手をどこに上げればいいかわからずいつもフォームがバラバラです。そのせいかコントロールも定まりません。良い指導方法を教えて下さい。よろしくお願い申し上げます。
住吉氏
投手が投げる時のグラブの位置は、プロ野球の投手でもみなそれぞれです。
プロ野球の投手は、それまでの野球経験から、体格・体力に合った投球フォームを独自に作り上げてきました。
しかし、小学生はまだ経験が少ないので、まず基本を覚え、それから自分に最適な投球フォームを身に着けていかなければなりません。
そこで大切なのは「身体の軸(体幹・バランス)を崩さない投球フォーム」です。
つまり、怪我をしない投球フォーム、一番力が入る投球フォームです。
小学生の体格だと、グラブが重い子も多いので、グラブの腕をキャッチャー方向に伸ばしてしまい、バランスが乱れ、身体の軸(体幹・バランス)が崩れた投球フォームになりがちです。

そこでまず、グラブを使わずに、大きなボールを使いシャドーピッチングで腕の動きを身につけます。次に、グラブをはめて投球し、基本の投球フォームを身につけることをお勧めいたします。

【NGな投球フォーム】
両肩を結ぶ線が、地面に対して垂直になっていない
throw

【身体の軸(体幹・バランス)を崩さない投球フォーム】
両肩を結ぶ線が、地面に対して垂直になっている throw
throw
throw


【ボールを使って身体の軸(体幹・バランス)が崩れない投球フォームを身につける】
ボールをグラブの手に持ってシャドーピッチングをしましょう
throw
throw
throw

グラブの位置よりも身体の軸(体幹・バランス)が崩れないよう意識した投球フォームが大切です。第一は怪我防止です。
「両肩を結ぶ線が地面に対して垂直になる投球フォーム」が身に着いたらグラブをはめて投球してみてください。

カウンセリング・コーディネーター

住吉 秀実 Hidemi Sumiyoshi

ベースボール・ラボ ゼネラルマネジャー
球暦 小学では、調布リトルリーグで投手・外野手として世界一に。中学では、調布シニアリーグで
外野手として日本選手権優勝。高校では、早稲田実業で外野手として夏・春・夏と甲子園に3回出場し
2年の夏は準優勝。大学では、早稲田大学で外野手として4年の秋ベストナイン。
現在㈱電通スポーツ局勤務。

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