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相談ファイル:No.4

バッティングのトップ時に右肘(右バッター)をあげるのはいいのですか。教えてください。(小6男子)

これは「フライングエルボー」と呼ばれるバッティングフォームです。この打ち方は右肘を上げることで肩甲骨が固定されるため、バットトップが安定することが特徴です。このスタイルはキューバや中南米の選手に多くみられます。どのようなスイングスタイルにも良い面、悪い面がありますので、まずはフライングエルボーのメリット・デメリットをご説明します。
◆フライングエルボーのメリット◆
スイングが始まる位置を安定させることができ、またスイング時に肘をたたみ易く、グリップが先に出るため(インサイドアウトスイング)インパクト直前まで球筋を見さだめることができます。


◆フライングエルボーのデメリット◆
デメリットはスイング時の肘をたたむ勢いでバットヘッドが下がりやすくなることです(アッパースイング)。バットヘッドが下がるとインパクトまでのバットの移動距離が長く、また力が伝わりにくくなります。小学生はどうしても筋力がないのでヘッドが下がることが多いようです。

このスイングのメリットを活かすには、引き手一本でスイングできるくらいの筋力がついてからの方がよいかもしれません。
◆フライングエルボーのメリット◆
スイングが始まる位置を安定させることができ、またスイング時に肘をたたみ易く、グリップが先に出るため(インサイドアウトスイング)インパクト直前まで球筋を見さだめることができます。


◆フライングエルボーのデメリット◆
デメリットはスイング時の肘をたたむ勢いでバットヘッドが下がりやすくなることです(アッパースイング)。バットヘッドが下がるとインパクトまでのバットの移動距離が長く、また力が伝わりにくくなります。小学生はどうしても筋力がないのでヘッドが下がることが多いようです。

このスイングのメリットを活かすには、引き手一本でスイングできるくらいの筋力がついてからの方がよいかもしれません。
野球コーチング学
川村 卓氏 Takashi KAWAMURA
筑波大学大学院 体育研究科 修士課程修了。
筑波大学体育系コーチング学専攻 准教授。
硬式野球部監督。