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相談ファイル:No.3

相談者
ボールを投げるときに肘がなかなか高くならず、遠投がままなりません。また、投げたボールがカーブ回転になってしまいます。効果的な練習方法を教えてください。(小2男子)
川村先生
 低学年の場合、ボールが正しく握られていないため肘が上がりにくかったり、ボールが変則的な回転になる場合が多いです。肘を上げる練習をする前に、まずはボールの握り方を確認してみてください。

 親指が人差し指側に寄っていないでしょうか(下図NG参照)。このような持ち方をしている人は 力が入り過ぎている場合が多いです。力が入りすぎた状態でボールを掴んでいると、肘を肩より上にあげにくくなります。

正しい握り方

◆正しいボールの握り方◆
①ボールは親指、人差し指、中指の3本で握ります。親指、人差し指、中指で二等辺三角形を作るようにしましょう。(人差し指、中指の真ん中に親指がくるようにします。)

②手のひらとボールの間を開け、軽く握ります。あとはリラックスしてスローイングしましょう。

特に低学年は手が小さく、ボールが握れない場合がありますので、肘が上がらない傾向があります。無理に上げさせないようにして、ボールが握れるくらいの手の大きさになってから肘を上げる練習をしましょう。

野球コーチング学

川村 卓氏 Takashi KAWAMURA

筑波大学大学院 体育研究科 修士課程修了。
筑波大学体育系コーチング学専攻 准教授。
硬式野球部監督。

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