疲れをとるためには練習終了後、できる限り早く（できれば30分以内）消費したエネルギーを回復させる糖質（ごはん、パン、麺など）を摂取することが必要となります。練習終家に帰るまで時間がかかる場合は補食用のおにぎりや、バナナ、エネルギーゼリー等を用意しておくといいでしょう。ただ家を出てから練習終了までの時間が長い場合は衛生面での問題もありますので、コンビニ等の利用が便利です。その際、アンパンや大福もち、魚肉ソーセージなども補食として適しています。

補食をとる際の注意することは、その後の食事に影響が出ない程度にするということ。補食でお腹一杯になって、家での食事が十分に食べられないというのでは元も子もありません。何度か試してみて、食事に影響が出ない程度でどれだけ食べることができるか知っておくことが必要となります。

家での食事に関しては終了直後と同様に糖質や、傷ついた筋肉等を修復するたんぱく質（肉や魚など）を十分に摂取する必要があります。また、疲労回復には糖質だけでなく糖質をエネルギーに変えるビタミンB1という栄養素も欠かせません。

ビタミンB1は米の胚芽や豚肉などに多く含まれています。それを踏まえて、疲労回復に特におすすめのメニューは『豚の生姜焼き丼』です。豚肉は良質のたんぱく質を含むとともに、前述したビタミンB1を多く含みます。また、しょうが焼きに付き物の玉ねぎにはビタミンB1の吸収を促進するアリシンが多く含まれています。さらにどんぶりにすることでご飯がすすみますので、疲労回復にはもってこいです。ちなみに私自身も試合の日の夕食は豚の生姜焼き丼が定番です。練習は食事をとってはじめて終了を迎えます。疲れを次の日に残さないよう、練習後の食事をしっかりとり次の日に備えましょう！