聞きたかったこと、知りたかったことの答えがあるかも!?
これまでメンバーから寄せられた質問・相談に、アドバイザリースタッフがご回答しています。

相談ファイル:No.1

相談者
3年生です。練習の時、監督に大きな声を出すように言われますが、恥ずかしいです。
なぜ大きな声を出さなければいけないんですか?
布施先生
 なぜ野球をするときに大きな声を出すのかな。君は考えたことがありますか?

 まずは元気が出るからです。実験してみるとわかります。まず下を向いてぼそぼそと小さい声で話してみます。なんか元気なくなってきます。逆に上を向いて大きな声でみんなと話してみると大きな声を出した方が自分が元気になってくるから不思議です。

 次にチームメイトとの関係です。暑いのに練習するのは大変ですよね。たぶんみんな同じです。大きな声でチームメイトに向かって声を出しましょう!それは『あつくて大変だけどボクは頑張っているぞ!』というサインなんです。君が大きな声を出して、みんなもそれに反応する。それがチームワークの第一歩です。

しかし、いつもいつも『さあ、いこう!』とかばかり大きな声でいってられないよね。

 そこでぜひ考えてください。野球には必要な声があります。『こっちになげろ!』『いったぞもっと下がれ!』こういう声を高学年に向けてこういう声をたくさん出せるようになると楽しくなってきます。

スポーツ心理

布施 努氏 Tsutomu FUSE

ノースカロライナ大学グリーンズボロ校大学院 博士号取得。
慶應義塾大学スポーツ医学センター研究員。
(株)ティア・ウェイ代表取締役、NPO法人パフォーマンス・エクセレンスラボ代表。
米国スポーツ心理博士。

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